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【中国・日本】記者問答:中国から日本への防疫物資寄贈の件
問:このところ、中日両国は感染対策をめぐって一連の積極的なインタラクション(相互の働きかけ)を繰り広げ、両国のマスコミ界でホットな話題となっている。感染が日本国内で拡散するのに伴い、中国の政府と社会各界は日本への防疫物資寄贈を積極的に行っている。中国側による支援提供の状況についてご説明いただきたい。
答:新型コロナウイルス肺炎の感染発生以降、中日両国は苦難を共にし、互いに見守り助け合い、感染との戦いで一連の協力を繰り広げてきた。感染の発生当初、日本の政府と社会各界はわれ先にと行動を起こし、中国側に真心こもる支持と援助を行い、中国人民はこれに感激した。感染が日本国内に拡散した後、中国の政府、地方および民間は最大の善意にのっとり、自身がなお困難な状況に直面している状況の下で、マスク、防護服、PCR検査試薬キットなどの物資を日本に寄贈し、感染予防抑制と治療の経験を出し惜しみすることなく分かち合い、フルスピードで防疫物資を輸出し、日本の感染との戦いに力強い支援を提供した。
大まかな統計によれば、4月28日時点で、中国は日本側に対し計1307万1745枚のマスク、19万5350着の防護服、18・5万組の防護手袋、2・575万本の消毒液、1万セットの手術用ガウン、5万組のブーツカバー、5万点の使い捨て医療用キャップ、2万枚のフェイスシールド、2万点のゴーグル、10台の検査機器、1・25万点の検査試薬を寄贈している。この中には感動的な事例が少なくない。例えば2月に、大阪府は上海市と江蘇省に1万セットの防護用品を寄贈し、愛知県豊川市は江蘇省無錫市に4500枚のマスクを寄贈した。大阪と豊川で感染が広がり、状況が厳しくなると、中国の関係する地方は直ちに行動を起こし、大阪にマスク7万枚、豊川市にマスク5万枚をそれぞれ寄贈し、日本側の緊迫した事態を緩和したのである。
中日は友好的な近隣国であり、さらには同舟相救う運命共同体である。中国は引き続き日本側の必要に応じ、力の及ぶ限りの支援を提供し、日本との情報共有および感染予防抑制協力を強化し、感染が出来るだけ早く終息するよう共に努力し、両国人民の生命と健康の安全をよりよく守っていくことを願っている。
2020年4月29日
在日本中国領事館