外国人雇用状況(令和4年10月末)まとめが発表!外国人は182万人で過去最高を更新!
2023/02/21 03:02
「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(令和4年10月末現在)が発表されました!
外国人労働者数は約182万人。過去最高を更新しております!コロナ禍がいよいよ終わりに近づく中、外国人採用も活発化し始めました。特に海外との往来が再開されており、海外からの外国人人材の増加が押し上げています。今後も増え続けていくのか、要注目となっています。
増加する日本における外国人人材、その内訳は・・・
外国人労働者総数は 1,822,725 人で、前年比 95,504 人の増加となっており、届出が義務化された平成19年以降過去最高を更新し、対前年増加率は 5.5 %と、前年の 0.2 %から 5.3 ポイントの増加となっています。
また、外国人を雇用する事業所数は 298,790 所で、前年比 13,710 箇所の増加となっており、こちらも届出義務化以降過去最高を更新したが、対前年増加率は 4.8 %と、前年の 6.7 %から 1.9 ポイントの減少となっています。
国籍別では、ベトナムが最も多く 462,384 人(外国人労働者数全体の25.4%)となっており、2位に中国 385,848 人(同21.2%)、3位にフィリピン 206,050 人(同11.3%)が続いています。4位以降はインドネシア、ミャンマー、ネパールとなっており、少し鈍化が見られるベトナムからの代替国争いも始まっている模様です。
在留資格別での数字は以下のとおりです。
「専門的・技術的分野の在留資格」: 479,949 人(前年比 85,440 人(21.7%)増加)
「特定活動」:73,363 人(前年比 7,435 人(11.3%)増加)
「身分に基づく在留資格」: 595,207 人(前年比 14,879 人(2.6%)増加)
「技能実習」: 343,254 人で(前年比 8,534 人(2.4%)減少)外国
都道府県別では東京都がダントツ!増加率で見ると九州が高まっている傾向・・・
都道府県別では東京が圧倒的に多く、それに愛知、大阪が続いています。やはり日本は東名阪を中心に外国人活躍も進んでいる様子です。
「都道府県別の状況」
労働者数が多い上位3都府県
・東京 500,089 人(全体の27%) ・愛知 188,691 人(同10.4%) ・大阪 124,570 人(同6.8%)
また、対前年増加率では長崎がトップ!続いて大分と九州勢が増進。
対前年増加率が高い上位3県
1位長崎 、2位大分 、3位山梨
長崎6,951 人(前年比 20.2%増)・大分8,383 人(同 14.6%増)・山梨10,433 人(13.3%増)
外国人雇用事業者数も東京がトップ!愛知、大阪は僅差となっています。
・東京 76,211 箇所(全体の25.5%) で大きく2位以下を引き離し、愛知 23,850 所(全体の8.0%) ・大阪 23,413 所(全体の7.8%)が続いています。やはり事業所数自体が多い東京は有利で、外国人雇用は事業所数でも東名阪中心となっています。
外国人を雇用する事業所は30人未満の事業所が最も多い、事業別では小売・卸売が最多、
外国人を雇用する事業所数は、「小売・卸売業」が最も多く全体の18.6%を構成しています。
一方、労働者数が最も多いのは製造業で全体の26.6%となっています。一事業所あたりの雇用者数が製造業で多い傾向が見て取れます。並行して派遣業、請負業で従事する外国人労働者も35万人を超えており、主要な外国人の雇用形態の一つとなっています。